2009年11月9日月曜日

鳩山首相の無責任な発言

鳩山首相の発言は果たして実現可能なものなのか疑わしいが、さらに
ひどいのは数字の独り歩きを容認している姿勢である。

下記の記事は時事ドットコムより抜粋

温室ガス、80%削減目指す=2050年の長期目標-鳩山首相

 鳩山由紀夫首相は6日午後の参院予算委員会で、地球温暖化対策
に関し、2050年までの温室効果ガス削減の長期目標について「私ども
(民主党)は60%以上削減と掲げて衆院選を戦ったが、不十分という声
がある。さらに高い目標を掲げるべきだ。できれば80%という方向に向け、
政府としても動いていきたい」と述べ、80%削減を目指す考えを示した。
自民党の川口順子元外相への答弁。
 首相は「政治は高い目標をあえて掲げ、国際的にも動かし、国内でも
世論をつくり出していくという先駆的な役割を求められる」と指摘。「企業
の意見も伺いながら、決める時は大胆に決めなければならない」と述べた。 
 鳩山内閣は既に、20年までに1990年比25%削減する中期目標を
打ち出している。長期目標に関しては、7月にイタリアで開かれたサミット
(主要国首脳会議)の首脳宣言に「先進国が50年までに80%削減する」
と明記され、民主党はマニフェストで「50年までに60%削減」としている。

(2009/11/06-18:23)

たぶん鳩山首相は2050年には生きていないだろうから、こんな数字を軽々
と出せるのだろう。また2020年のCO2削減25%も、その時に首相の座に
いないから、何を言われようが馬耳東風を決め込むつもりなのか知れない。

さらに酷いのが、これから産業界(経済界)に意見を聞くだと言っているが、
本来ならば産業界(経済界)から意見を聞いたうえで具体的な削減数値が
でるのが本来の仕組みである。これでは首相の妄想を国民に押し付ける
愚かな政策と言わざるを得ない。

左翼マスコミはこんな首相をまだ「ヨイショ」していくつもりらしいが、2020年
に日本にとって「村山談話」とならぶ「鳩山数値」が足枷になることは間違い
ない。

その時には左翼マスコミに排出権を買い取ってもらいたいものである。

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