OracleがSunを買収したのが2009年4月でしたが、Sunが保有するRDB
ソフトウェアのMySQLの行方に注目されていたが、以下の内容の声明が
Oracleより出されていた。
ITmediaエンタープライズより参照
Oracleは欧州委員会とこの懸念に関して建設的な話し合いを行ったとし、
委員会に同社の意向を再確認してもらうため、話し合いで取り決めた約束
を公開するという。約束は以下の通り。
1 MySQLのStorage Engine APIの継続
2 MySQLが持つPluggable Storage Engine Architectureという機構
に合わせたストレージエンジンを開発する場合、ベンダーはOracleから
商業ライセンスを取得する必要はない
3 現在Sunとの契約で商業ライセンスを保有するストレージベンダーに
対し、Oracleは2014年12月10日まで有効な、従来と同じ条件のライ
センスを供与する
4 引き続きGPLの下でMySQLの開発を続け、エンタープライズ版と
コミュニティー版のMySQLを同時にリリースしていく
5 エンタープライズ版のサポートサービス購入を選択式にする
6 MySQLの研究開発費用として、向こう3年間はSunが投資していた
年額2400万ドル以上費やす
7 買収完了後6カ月以内に、MySQLの開発やその他の問題に関する
フィードバックのための顧客の諮問委員会を編成する
8 買収完了後6カ月以内に、MySQLの開発やその他の問題に関する
フィードバックのためのストレージベンダーの諮問委員会を編成する
9 MySQL Reference Manualを従来と同じ品質で引き続き無料提供する
10 現在MySQLの有料サポートを利用している顧客に対し、1年契約と
複数年契約のいずれかを選択し直す機会を提供する
これらの約束は全世界で、買収完了5年目まで有効とする。
これでも、欧米(欧州が半分以上)でSave MySQLの署名活動が行われて
いるようです。日本で関心がないのがちょっと残念な気がします。
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