2010年1月5日火曜日

Save MySQL

OracleがSunを買収したのが2009年4月でしたが、Sunが保有するRDB
ソフトウェアのMySQLの行方に注目されていたが、以下の内容の声明が
Oracleより出されていた。

ITmediaエンタープライズより参照

Oracleは欧州委員会とこの懸念に関して建設的な話し合いを行ったとし、
委員会に同社の意向を再確認してもらうため、話し合いで取り決めた約束
を公開するという。約束は以下の通り。

1 MySQLのStorage Engine APIの継続

2 MySQLが持つPluggable Storage Engine Architectureという機構
 に合わせたストレージエンジンを開発する場合、ベンダーはOracleから
 商業ライセンスを取得する必要はない

3 現在Sunとの契約で商業ライセンスを保有するストレージベンダーに
 対し、Oracleは2014年12月10日まで有効な、従来と同じ条件のライ
 センスを供与する

4 引き続きGPLの下でMySQLの開発を続け、エンタープライズ版と
 コミュニティー版のMySQLを同時にリリースしていく

5 エンタープライズ版のサポートサービス購入を選択式にする

6 MySQLの研究開発費用として、向こう3年間はSunが投資していた
 年額2400万ドル以上費やす

7 買収完了後6カ月以内に、MySQLの開発やその他の問題に関する
 フィードバックのための顧客の諮問委員会を編成する

8 買収完了後6カ月以内に、MySQLの開発やその他の問題に関する
 フィードバックのためのストレージベンダーの諮問委員会を編成する

9 MySQL Reference Manualを従来と同じ品質で引き続き無料提供する

10 現在MySQLの有料サポートを利用している顧客に対し、1年契約と
  複数年契約のいずれかを選択し直す機会を提供する

これらの約束は全世界で、買収完了5年目まで有効とする。


これでも、欧米(欧州が半分以上)でSave MySQLの署名活動が行われて
いるようです。日本で関心がないのがちょっと残念な気がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿