2010年2月12日金曜日

トヨタのリコール問題

日本では鳩山と小沢の脱税と不正資金流用で喧しいが、海の向こうの
アメリカでのトヨタ叩きに不気味な気配を感じてしまう。

アメリカにとって、今回のトヨタ叩きは二つの側面がある。ひとつはトヨタ
の弱体化で、国内の自動車産業の復活(GMなど)を図りたいという思惑と、
もうひとつは日米関係のステータス・チェックを兼ねたデモンストレーション
のように思われる。

おそらく、自分のことで頭いっぱいの総理に、今後日米間での懸念材料を
はなから解決するつもりなく、予算成立後の退陣(もちろん普天間の先送り)
のみを考えていることだろう。

アメリカは鳩山政権のレイムダック化の予測はもちろん、日本叩きの材料を
準備してあらゆる対日攻撃を図ることだろう。これも鳩山総理の友愛外交の
成果ということが悲劇である。もちろんこんな政権を選んだ有権者にも責任
はあるのだが。 

今後の展開に如何によっては、さらなるトヨタ叩きが加速し、次にホンダ叩き
となることだろう。特に自動車のリコールという案外簡単に問題化しやすく、
ユーザーのイメージを悪くさせやすいものは他にない。

来月、創業者一族の社長が訪米するが、この対応如何で日本の今年の景気
を左右する恐れがあると考えて間違いないだろう。

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