2010年6月29日火曜日

小沢一郎のあせり

今や無役の小沢一郎がかなり焦っております。


民主党の小沢一郎前幹事長は28日、愛媛県今治市での会合で、
子ども手当の満額支給や高速道路無料化、農業の戸別所得補償
制度など2009年の衆院選政権公約で掲げた政策について
「約束は実行しなきゃ駄目だ。政権取ったら金がないからできま
せんなんて、そんなバカなことあるかというのが私の主張だ。
私が微力を尽くして、約束通り実現できるようにする」と述べ、
参院選公約で一部修正した執行部を批判した。

消費税率引き上げについても「衆院選の時も、鳩山政権になって
からも、4年間は上げないと約束した。断固守るべきだ」と語った。


                           読売新聞より


続いて今日のニュースから

枝野氏は29日夜、香川県綾川町で記者団に、小沢氏が子ども
手当満額支給や高速道路無料化などの修正を問題視していること
について、「法人税収の大幅な落ち込みなどにもかかわらず硬直的
な考えをするのは、結果的に国民に迷惑をかける大衆迎合だ」と
語った。また、昨年末、小沢氏主導でガソリン税の暫定税率廃止を
撤回したことを引き合いに、「小沢幹事長時代に(政権公約を)
手直ししたことをもうお忘れになっている」と皮肉を込めた。


                           読売新聞より


この2つの記事からも枝野幹事長のほうが正論を述べているように
思えます。

国民との約束(マニフェスト)など、気にもかけてない小沢一郎が、
下野すると、こんな事を吐けるのが、少々可笑しく感じます。

本来の小沢一郎なら、心ならずも下野したとは言え、こんな選挙
の大事な局面で党内亀裂を見せることはこれまでなら考えられま
せん。 あせりと自分の政治生命の終わりを感じてでしょうか。

いずれにせよ、今の小沢は復権だけを考えており、その結果が
民主党の分裂であっても突き進むしかないのかも知れません。



                          

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