2010年9月2日木曜日

民主党の代表選と現状

昨日、民主党の代表選が告示された。 「存在の耐えられない軽さ」の
前首相が伝書鳩のようにトロイカ+1を模索していたが、結局「菅対小沢」
で9月14日を迎えることとなった。

この未曾有の大不況、円高、株安という経済状況で、政争に明け暮れる
民主党政権とは、もはや「国民目線」の政権などとは言えないはずである。

正直、菅でも小沢でもどちらでも構わないが、民主党の政権能力の無さ
には呆れてしまう。 予算の方向性も定まらず、昨年のバラマキ予算を
はるかに凌ぐことも懸念されている来年度予算。

政権交代というだけで、反自民で固まったマスコミの責任はあるものの、
民主党に政権を託した有権者の責任とも言える。

今必要な事は、喫緊の経済対策と長期的ビジョンを示すことの二つで
あるということは言うまでもない。

経済対策も円高、株安に対する、政府・日銀の対応の曖昧さも否めま
せんし、さらに政策にも乖離が見られてしまい、さらなる不安材料に成り
かねない状況である。

現、日銀総裁の白川氏は自民党政権時代に就任したと言えど、民主党
のごり押しで決まった人事とも言えるので、民主党の日銀総裁の任命に
伴う責任は大きいと言える。

いずれにせよ、早く選挙を終え、経済対策に本腰を入れることが重要で
ある事は間違いない。

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