2010年7月17日土曜日

民主党の大敗と小泉進次郎

マスコミでは民主党の大敗の原因を、菅総理の消費税発言としているが
やはり、それだけではないような気がする。

過去の負の遺産(小沢・鳩山体制)の残像が小選挙区に残っていた事も
少なからず影響していると思われる。

実際、比例区や総得票では、民主党は自民党などより凌駕している訳で
すから、自民党が支持された訳ではない。

自民党の執行部の戦略勝ちという意見もあるが、現在の自民党執行部
にそれほどの戦略(勝つため手法を確立)などあるわけがない。

単に小泉進次郎という29歳の1年生議員の働きによるものだろう。

実際ネットで彼の演説を聴いたが、これほど聴衆の心を掴める演説が
できる人は自民党にも民主党にもいない。 鳩山、菅、岡田、前原、仙谷、
原口、長妻、枝野という総理・閣僚クラスの演説などでも到底及ばない。
鳩山の演説など今ならギャグにしかならないのだから。

今後、自民党は補選などで「ピンポイント攻撃、進次郎投下」で狭いエリアの
選挙区を優勢に戦えるだろう。 別にそこから選出される議員の優劣など
自民党も民主党も変わらない。 最後にどちらに入れるかという動機づけを
進次郎の演説が決めるだけになるかも知れない。

韓流スター好き鳩山夫人なみの有権者の意識が民主党に鉄槌を下そうと
している。

マスコミも今回の参議院選挙で小泉進次郎の選挙CMを流さなかったが、
現在ネット社会では、それほど痛手にも成らない。むしろ進次郎ブランド
に対する希少価値を植え付けたに過ぎない。

今後、自民党が進次郎というブランドをどう使っていくか見ものである。

最後に現在期待する政治家として、自民党の棚橋泰文と小泉進次郎の
二人の名前を上げておきたい。 
  

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