2009年5月12日火曜日

小沢一郎氏辞任

昨日の夕方、民主党の小沢代表が代表を辞任すること
を発表した。 予てより辞任を求める声や辞任するのでは
ないかという憶測があったので、正直驚きはしなかった。

昨日の会見でも、検察の不当な捜査について言及していた。
ただし、現在の民主党が置かれている立場として、挙党体制
を崩しては、次の総選挙に影響ありとの判断から辞任した
模様である。

ここで、問題として取り上げたいのは次の3点である。

1、 小沢氏周辺の金の問題
2、 国策操作
3、 民主党への影響

 1については西松建設の問題以前から政治資金での不動産
の購入問題でも、彼には疑惑が向けられていた。
 朝日新聞などは小沢の金にまつわる透明度を99%などと
書いていたが、金丸ゆずりの金権体質はそう簡単に変わる
ものではなく、むしろ朝日などに透明度99%と書かせるくらい
手馴れた(法の網を潜り抜ける手法)金権政治を行っていた。
 金丸は金塊で国税の捜査を受ける羽目になったが、小沢
の不動産にかかわる固定資産は地方税なので国税から逃れ
られると小沢は考えていたことだろう。
 金丸事件以後、検察と国税のタッグによる捜査は理にかなった
ものや国民へのパフォーマンスなのではないかと思われるもの
あるので、強大な権力を持つこの手の捜査には注意する必要が
ある。

 2の国策捜査については、検察の捜査線上に浮かびあがったきた
のが小沢や二階などの疑惑である。また上記の問題による国民の
厳しい目(一部の保守層)がある現在、小沢への集中捜査になった
ものと考えられる。
 民主党鳩山幹事長は、記者会見の場で国策捜査と言っているが
捜査の集中と選択は在ってしかるべきであり、時期も総選挙を気に
する必要がない。 もし仮に亀井氏が言うような、総選挙後に捜査
を開始されていたら、政権交代は出来ても、政治空白もしくは政権
のレイムダック状態は避けられないであろう。
 まあ、個人的には西松問題で名前の挙がった政治家、小沢、二階
森あたりまでリクルート事件なみにやってくれてもと期待している有権
者は案外多いだろうと見る。

 3の民主党への影響は、小沢辞任でリセットができるのでむしろ
プラスになると考えられる。 
 ただ、後任でとり立たされている、ジャスコ岡田や外国人地方参政権
賛成の鳩山では、左より方々には評判は良くてもあまり新鮮味がなく、
期待の持てない体制になることだろう。

 

 

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