昨日のテレビ東京で放映された「ガイアの夜明け」では、眠れる在庫を“宝”に
~不況下の企業の駆け込み寺ビジネス~ という内容の特集が組まれていた。
要するに販路をもたないメーカーの在庫処分を引き受けたり、中身は変わらな
いのに、規格外の果物などを処分させず、低価格で仕入れし、かつ低価格で
商品を販売するものでした。
不況ならではのビジネスと言えばそれまでですが、やはり目の付け所を変えて
商品化し、付加価値を高めている戦略なのでしょう。
こういうビジネスはある意味、不況には強いのですが、彼らのビジネスが落ち込
んだ時、景気よくなっていればいいのですが、さらにデフレスパイラルを引き起こ
し、景気が悪化した場合にはこのビジネスも成り立たない状況に陥るのだろうか
などと悲観的に番組を見てしまった。
しかし、このようなビジネスで在庫の負担が減り、資金繰りの流れがひとまず落ち
着くことが景気浮揚で一番重要なことだと思う。
最近、市場主義を批判することが流行っているが、景気回復は財政出動でも
なく公共事業でもなく、市場へのお金の流れをつくる以外ないと思う。
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