この不況以前から、構造的斜陽産業の分類に位置づけられていたのが
百貨店業界ではなかろうか。
70年代からバブルまでは、ショッピングの中心で、流行の先端を走って
いた。 特に休日には家族でデパートに出かけ食事もかねるため、ある
意味、娯楽的要素もあった。
しかし、バブル崩壊後、デフレを経験し、仮に景気回復してもデパートへの
お客の足がさほど向いていない状況で、今回の大不況の中にいる。
消費そもそも、低価格化路線にいこうが衣食ぬき生活はできない。デパート
業界の存在価値が今問われているのだろう。
三越と伊勢丹の合併に見られる合理化も、もはや限界に来ているのだろう。
一刻もやはく次の一手を考えないといけない状況に追い込まれている。
ここは、大胆に高齢者、高額所得者のための店舗に業態をチェンジする必要
があるのではないか。 デパートの立地条件を考えると羨ましい限りの場所を
押さえているのだから。
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