6月18日に衆議院において「臓器移植法改正案」のA案が可決された。
このことによって、国内における15歳以下の子供たちへの臓器移植
の道が広がった。これまでのアメリカなどでの高額な手術代、渡航費
用が負担が莫大なため、この法案によって国内での臓器移植の環境
が整うのだろう。
ただし、この問題の最大の焦点は「脳死」を人の死とすることへの国民
的合意にあるのではないかと考える。 実際、この法案に反対する人々
はかなりの数にのぼる。
私自身、家族のものが「脳死」と判定され、そのまま「死亡」を受け入れら
れるかと言われればかなり自信がない。 多くの人が、自分の子供の(仮
に15歳未満)「脳死」を認めたくないはずである。 まだ、奇跡が起きるの
ではないかという微かな希望を医者にぶつけてみたくなることだろう。
しかし、この現実を受け止めないことには、ドナー提供を待っている15歳
未満の子供達の命を救えないことも事実である。
もはや、海外から非難されている日本の移植タダ乗りは、避けなくては
ならない状況にある。
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