2009年6月28日日曜日

原油高騰

去年ほどではないにしろ、原油が高騰している。 1バレル、70ドル前後
で現在、推移している。この結果、石油製品(ナフサ、エタノール)の値上
げが実施される予定である。

この原油の価格については、産油国の立場と消費国の立場の乖離が
問題を一層難しいものにしている。 消費国の立場は当然、安ければ
安いほどいいに決まっている。 産油国は原油価格がある程度の価格
でなければ採算が合わないものもある。 たとえば中国産やオイル・
シェードのような原油を石油製品に加工しなくてはならない場合である。
良質の原油と違ってコストがかかってしまうからだ。

単純に原油の高騰を投機マネーが流入しているからという説明だけでは
現在の原油高騰の見誤ってしまう、恐れがある。

産油国の中で価格高騰をしてもらわないといけないという立場の存在が
大きいのではないか。 ただし、産油国であり消費国という立場の国は
(USA、インドネシア)はもっと複雑な状況ではある。

いまだに石油依存の社会から抜け出せない状況にあることは言うまでも
ない。 無論、抜け出せるとは思えない。

ただし、エネルギーの側面とプロダクト用原料の側面において石油の用途
違う対応ができるのではないか。 エネルギー(発電用)での石油依存を
弱める必要があるのではないかと考える。

現実的なのが、メタンガスでの発電、そして行く行く、水素による発電へと
世界を変えていくしかないのではないかと考える。

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