2009年6月29日月曜日

小中学生のケータイについて

石川県議会は29日、小中学生に防災や防犯以外の目的で携帯電話を
持たせないようにする保護者の努力義務を盛り込んだ「県いしかわ子ども
総合条例」改正案を可決した。

 条例による所持規制は全国初。

 18歳未満の携帯電話のフィルタリング(閲覧規制)を販売事業者が解除
する際、保護者に理由を書いた書類を提出してもらうことを義務付ける
同条例の別の改正案も、可決した。

                                読売新聞より抜粋

一概に小中学生へのケータイ禁止はいかがなものなのか。要するに
使い方をいかに教えるのかと言う事が必要であろう。

とは言え、ある学校の教師がGoogle Map をまともに使えないニュースを
知れば、教えるほどの技量も無いのだろう。 そして安易な条例という形
で使用を禁止するしかないというお粗末な結果になったと思われる。

この条例に賛成した議員の方も、ネットの危険性を漠然としたイメージで
しか持っていない人やもしくは有害性のみに焦点を当てたレクチャーを
受けて、今回の決定を下したものと考えられる。(ネットもケータイも使い
こなせていない人たちだろう)

また、年配の人たちの意見でケータイが無くても学校生活は送れるなど
という意見に押されたのだろう。 確かに現在30歳以上の人たちの小中
学校時代にケータイなどなく、過ごしてきたわけだから、なおさら、そういう
意見があるのも判るし、大阪府の橋下知事も同意見のようである。

しかし、ケータイありの生活を大人がしている中で、小中学生のみ禁止
というのでは余りにも安易過ぎる。 18歳以上からフィルタリングなしで
使っていいという理由もわからない。(成人なら20歳でいいのではないか)
まあ、どうでもいい線引きの結果なのだろう。

むしろ、小学生の高学年から中学生にはネットリテラシーも含めてケータ
イ・PCの教育を施すべきと考える。 ある一定のレベルの児童・生徒に
はケータイ所持のお墨付きを与えてよいのではないか。

京都の大学生がネットで、犯罪被害者を誹謗・中傷したことが社会問題
になっていたが、この事件こそ、教育の場でネット・ケータイについての
教育をしてこなかったツケと考えられる。

テレビの害毒と同様、あるイノベーションが出現することで、時代について
これない人が改めて多いと感じてしまう。

0 件のコメント:

コメントを投稿