2009年9月8日火曜日

市場原理主義1

この言葉は、現在二酸化炭素なみに世界に悪影響を及ぼしているような
言われ方がされている。はたして市場原理はそこまで悪なのだろうか?

市場主義でなければ、計画経済ということになるのだろうが、人間が計画し
た通りに事が働かないからこそ、市場という神の見えざる手を使うというの
が常識になっている。たぶん、コミュニスト以外の市場原理主義批判の人
も社会主義が素晴らしい社会だと思っていない。市場の暴走に歯止めをか
けたいと言うのが考えらしい。

ここで、果たして市場の暴走(バブル)を止める手立てはあるのだろうか。
素人考えでも景気は好況と不況を繰り返すのは理解できる。この好況が
バブルに変貌するタイミングを人間は把握できるのかという問題である。

日本がバブル景気に湧いた80年代末から90年代初頭、政府が総量規制
をかける決断した時、多くのマスコミは遅きに失したと非難したが、バブル
が崩壊すると、手のひらを返すように、総量規制によってバブル崩壊の原
因にしている。

また、最近のアメリカのサブプライムも当初はFRBのグリーンスパンあたり
も低所得者が住宅を購入できて素晴らしい金融商品であるとさえ言ってい
た。

かように、バブルかどうかを見極めるの甚だ難しいのではないか、誰もが
バブルだと思った時、規制をかければバブルがはじけるリスクを取らなく
てはならない。 逆に市場に規制をかけ続ければ不況が長引く恐れも出
てくる。

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