2009年9月1日火曜日

自民党の今後

今回の総選挙は自民党にとって、大きな痛手を残したことは間違いない。
当初より劣勢は伝えられたもののこれほどまでの惨敗を期すとは自民党
の多くの議員が思っていなかったのではないか。およそ300議席が100
議席にまで減ってしまった。

今回の民主党の小沢前代表が力を入れた公明党潰しは、今後自民党
と公明党の連立見直しに発展するものと考える。

自自公以来、自民党は公明党の協力のもとで選挙を戦ってきた。今後
その関係崩れるとなると、自民党は一から党組織、並びに選挙体制の
構築を図らなくてはならない。

次回の総選挙で、前回の小泉旋風のような風が吹かなければ、もはや
政権与党の道はないかも知れない。今回の選挙で自民党のトップは
反小泉の面々が重用したことからも、小泉カラーの打ち消しに躍起に
なっていたが、むしろマイナス面の影響が大きかったと思う。

いずれにせよ、自民党は結党以来の最大危機を迎えたと言ってよい
だろう。 日本新党中心の連立政権とは違い、曲がりなりにも単独で
絶対多数の議決権を持つ民主党では意味合いが違う。

また当時のように、内部分裂を図り、自社さきがけ、という連立政権の
模索も今回は不可能であろう。

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