2009年8月8日土曜日

クリントン元大統領の北朝鮮電撃訪問

8月4日から5日にかけ、米国のクリントン元大統領が北朝鮮を電撃訪問
した。北朝鮮に拘束されているアジア系アメリカ人女性記者の解放を目的
としたもので、金正日との会談に臨み、女性記者の解放を実現した。

電撃的訪問のため、日本での受け止め方には様々な見方がなされている。
当然、女性記者の解放は喜ばしいことだが、北朝鮮の今回のやり方はアメ
リカとの裏交渉を実現したいが為に、国境付近で活動していた記者を捕らえ、
自国の裁判で強制労働という刑罰を課したように思える。

アメリカ人の保護という目的の前に、「見返りはない」とアメリカ政府の高官
が言っても信じられないという感じがする。 また、訪朝したのが元とは言え、
大統領だったクリントン氏となると、なんらかの裏交渉があったものと見るの
が自然の成り行きである。

今回の訪問で米国は、中国もしかするとロシアまでには事前に連絡が入れ
ていたような気がする。単純に大国という立場と、また北朝鮮が交渉したい
相手としての国々だけである。 

日本はカヤの外というより、アメリカに同調せざるを得ない現状では北朝鮮
に見くびられるのも致しかねないものと考える。

今後、北朝鮮がどのようなアクションをとるか注視する必要がある。



 

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