2009年8月20日木曜日

テレビとネット - プロローグ

20世紀、人類は「映像の世紀」を迎えた。 その中でテレビの果たした
役割は大きかった。 オリンピックやワールドカップが国家間の国威発
揚の場として、テレビはスポーツを放映し、アポロ11号では月面からの
映像も流した。世界中の人がテレビという共通のカルチャーを有すること
となった。 だが21世紀に入り、ネットというコミュニケーションツールが
電波という地球を短時間で網羅し、情報を提供し、他のメディア(新聞)に
対してアドバンテージを持っていたテレビというメディアの存在を脅かそう
としている。

21世紀、テレビが必要無くなるかどうかわからないが、広告収入の減少
から、生き残りをかけた合併(日本ではまだ出来ないが)という道を模索
するだろう。 道州制への移行が大きなポイントになるかも知れない。

ネットも他のメディアの広告収入のシフトでこれまで成長してきたが、現在
ビジネスモデルのままだったら、いずれ、成長も頭打ちとなり、次なるビジ
ネス・モデル(収益源)を提示しなければならないだろう。

そして、多くの人はテレビというアンシャンレジームにどっぷり浸かっている
格差社会の頂点の業界に対抗するのはネットだけであり、いずれネットが
テレビを凌駕するものと考えているだろう。現在進めている地デジ化がはた
してテレビ業界に吉となるかわからない。

次回、テレビの問題点を考察していきたい。

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