2009年8月23日日曜日

テレビとネット -テレビの問題点

テレビ業界ほど恵まれて、かつ格差社会の象徴とでもいうべき
ヒエラルキー構造の業界はないと言える。

テレビ業界は電波法によって縛られているとも言えるし、逆に
守られているとも言える。かつての銀行同様、護送船団方式で
官民一体となって業界の利益を追求しているように見受けられ
る。

特にテレビ業界の問題点は、池田信夫氏が指摘するように、
タダで貰った電波を無駄遣いし、電波利用料を携帯会社にツケ
を回し、政治家に媚を売って新規参入を妨害する。その妨害
の良い例がインターネットでのビジネスとも言える。

いまだにテレビの影響力が以前より弱くなったとはいえ、広告収
入を見ると他のメディアを圧倒している。

業界の現在ある地位を保全するため、なりふり構わない姿勢は
致し方ないのかも知れないが、業界の閉鎖的体質の影でニュース
など、他の業界を攻撃し、事件に巻き込まれた人々の人権無視
といったケースもあった。 さらに潜在的体質としての捏造問題、
やらせも一向に改善しているとは思えない。

しかし、日本の産業の中で高いサラリー維持しておきながら、格差
社会を批判する、その厚顔無恥には驚きを隠せない。

メディアは、公共性ということでもしかすると、銀行同様、公的資金
を入れても守るということが起きるかも知れない。 現在の収益の
悪化を食い止める手立てはない。

しかし、はたして国民にとってテレビは守るべき業界なのだろうか。
特に都道府県ごとに民放をおく意味がわからない。 道州制と同様
にブロックごとに民放を集約するのが望ましいと考える。

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