現在、静岡空港がらみの問題で搭乗率保証制度が大きな問題
になるようである。
この搭乗率保障制度とは、静岡・福岡便のみ平均搭乗率が70%
を下回った場合、県がJALに対して1席あたり1万5800円を支払う
というものである。
当然、県議会でも「70%の設定は高すぎる」といった声が上がり、
ANAなどからも「不公平」だという不満も聞かれる。
石川前知事が09年2月27日の会見で、「保証がなければ1日3便を
確保できなかったかも知れない」といった発言したことからもわかる
ように静岡に空港を造り、航空会社に飛行機を飛ばしてもらうため
の苦肉の案と言える。
皮肉なことに静岡空港における搭乗率が、札幌線が81.8%、沖縄線
が83.1%と好調な一方、福岡線は61.4%(7月・8月のデータ)と危険
水域に留まっている。
このままでは、JALに搭乗率保証金を払わねばならず、新知事の
川勝氏はJALとの契約の見直しを図りたいようである。
それにしても、石川前知事の自分の功績をのちの世に残したいと
いう考えも見え隠れするこの事業には1900億円もの税金が使わ
れていることは言うまでもない。
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