2009年8月9日日曜日

最近のマスコミ報道

裁判員裁判や芸能人の覚せい剤事件などで、マスコミ報道に疑問を
呈したい。

裁判員裁判は「国民の知る権利」からまるで当然のような報道の仕方
がなされていた。 たとえば中継車を出し裁判の内容が逐次報道される
のはいかがだろう。 これまでの殺人事件の裁判でこれほどまでに世間
に晒されたものがあったろうか。 殺人事件という重大事件だからこそ、
人権にも配慮しなくてはならない。はたして人権に配慮された報道と言え
るのだろうか。 たぶんマスコミの報道量は次回以降の裁判員裁判で
報道の量は減っていくことだろう。

運悪く、最初の裁判員裁判にあたったからと言ってよいものであろうか。
裁判を平等に受ける権利は当然あるのだから、マスコミ報道もある種の
節度が望まれる。 最初だから中継車を出し、逐次報道する姿勢は
センセーショナリズムそのものである。

劇場型政治と言って批判したいたが、彼ら(マスコミ)が一番の重症
患者であることはわかってはいたが、現実に見せられ、そしてカメラと
マイクで傍若無人にふるまう彼らの姿に興ざめする。

さらに芸能人の覚せい剤事件での報道は、現在の日本でトップ
ニュースにしないといけない事件なのかと疑いたくなる。

ワイドショーがなくなり、一般のニュースがワイドショー化している
のかも知れないが、本当に大事なことは何なのか国民がマスコミ
の乱痴気騒ぎをよそに考えなくてはならない状況と言える。

実際、裁判員制度が国会を通過したとき、日本のマスコミはどれでけ
報道したのか考えてみると、現在の日本の危機はマスコミ(新聞・テレビ)
発と言ってよいのではないだろうか。

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